10.2 勉強する場所はどこがいいか
更新日 2021年5月29日
合格した人はどこで勉強しているか?
勉強する場所で悩む人もいると思います。
集中できさえすればどこでも構わないですが、参考までに難関大に合格した人がどんな場所で勉強していたかを紹介します。
第一志望の難関大に合格した人が勉強する場所で多かったのは以下でした(複数解答です)
- 1位 自分の部屋 62%
- 2位 塾の自習室 57%
- 3位 図書館 29%
なお、アンケート結果を見ると、リビングで勉強する人は21%しかいませんでした。
かつて「勉強ができる人は自分の部屋よりも、リビングで勉強している人が多い」という説が唱えられたことがありますが、それは小学生の頃の話が中心のようです。
合格した人と不合格だった人の差
次に合格した人と不合格だった人の勉強する場所を比べてみます。
合格した人と不合格だった人の差に注目すると、合格した人は「家のリビング」「学校の自習室」「塾の自習室」などで勉強している人がより多かったことが分かります。
人によると思いますが、完全に音がない空間よりは、少し雑音がしたり、人がいる空間の方が緊張感が保てるという人もいるようです。
とはいえ、合格した人と不合格だった人の差もわずかですし、完全に有効とまでは言い切れません。
どこで勉強すればいいか分からない、という人はまず「自分の部屋」「塾の自習室」「図書館」「学校の自習室」で勉強してみて、一番集中できるなと思ったところに絞り込んでいくのがいいと思います。
勉強する場所をいくつか持つのもアリ
場所を変えることで記憶力がアップする可能性があるという実験がありました。
⇒<9.8 場所を変えて覚えると暗記効率が1.5倍>
ですが、これも全員にはまるわけではありません。
もちろん一ヶ所で集中できる人は一ヶ所で構いません。
要は集中できればなんでもOKです。
ですが、集中できないなーと思う人は、たまに気分転換で場所を変えてみて、それで集中できるようになったなら採用すればいいと思います。
本コラムのまとめ
- 第一志望に合格した人は自分の部屋、塾の自習室、図書館で勉強していた人が多い。
- 合格者と不合格だった人を比べると、合格者は人がいる場所、音がある場所で勉強している。
- 人によって合う合わないがあるので、試してみて一番集中できるところにすればよい。
- 人によってはたまに場所を変えて勉強することで効率が上がるかもしれない。